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「ローマ人の物語 6、7」(塩野七生 新潮文庫)

  • 2007.02.25 Sunday
  • 10:13
  • 本・映画
  • ローマ人の物語 (6) ― 勝者の混迷(上)新潮文庫
    ローマ人の物語 (6) ― 勝者の混迷(上)新潮文庫
    塩野 七生
    ローマ人の物語 (7) ― 勝者の混迷(下)新潮文庫
    ローマ人の物語 (7) ― 勝者の混迷(下)新潮文庫
    塩野 七生




    「ローマ人の物語 (6) ― 勝者の混迷(上)新潮文庫」 強大国カルタゴを滅亡させて地中海世界の覇者になったローマは内なる病に悩みだします。本書の前半部分には、スピキオの孫のグラックス兄弟の改革について書かれています。 後半部分には、マリウスとスッラの時代のことが書かれています。
    「ローマ人の物語 (7) ― 勝者の混迷(下)新潮文庫」
     前半部分には、上巻に続いてマリウスとスッラの時代のことが書かれていて、後半部分にはポンペイウスのことが書かれています。

    花  花  花  花  花  花  花

    「ローマ人の物語 6、7」(塩野七生 新潮文庫)を読み終えました。実はずいぶん前に読み終えていたのですが、物語性にも富んだ(3)(4)(5)の「ハンニバル戦記」をワクワクしながら読んだ後なので、正直言って(6)(7)は物足りなかったです。ブログにどう感想を書いたらよいのか分からずにいて、感想を書く前に、続きの「ローマ人の物語 (8)--ユリウス・カエサル・ルビコン以前(上)」を読み出してしまったのです。
     (8)の中心人物はカエサルなのですが、(8)はかなり(6)(7)と重複しています。例えばカエサルがどういう時代に生まれ、幼少期を過ごしたのか……カエサルが生まれる前から22歳までの約30年間が「マリウスとスッラの時代」だったわけで、中心人物はカエサルだけれども、この時代のことが(8)に簡潔に書かれているのです。もちろんくわしいことが知りたければ(6)(7)も読むべきだけれども、読まなくても(8)を理解することはできます。
    私自身はくわしいことを読めて良かったと思います。
     例えば、(7)の後半部分のポンペイウスの時代に起きた大規模な奴隷の反乱について書かれているところに、こういうことが書いてありました。
    これほどの洗練された文化文明を築いた彼らなのに、なぜ、非人道的な奴隷制度には疑いさえもたずに生きていけたのか、と。

     はじめに断わっておかねばならないが、イエス・キリストは、人間は「神」の前に平等であると言ったが、彼とは「神」を共有しない人間でも平等であるとは言ってくれていない。それゆえ、従来の歴史観では、古代より進歩しておるはずの中世からはじまるキリスト教文明も、奴隷制度の全廃はしていない。キリスト教を信ずる者の奴隷化を、禁止したにすぎない。だから、ユダヤ教信者を強制収容所に閉じ込めるのは、人道的には非でも、キリスト教的には、完全に非である、と言いきることはできない。−−中略−−
     キリスト教を信じようが信じまいが、人間には「人権」というものがあるとしたのは、十八世紀の啓蒙思想からである。
     
     これは以前書いた過去記事にも相通じるもので、興味深かったです。

     
     オススメ度 ★★★☆☆。

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