それでもボクはやってない スタンダード・エディション

    評価:
    加瀬亮;瀬戸朝香;山本耕史;もたいまさこ;役所広司,周防正行
    東宝
    ¥ 3,272
    (2007-08-10)
    周防正行監督が10年のブランクを経て完成させ、これまでの作風を一変させた社会派の1作。電車内で痴漢の容疑をかけられた青年が、無実を訴え続けるも、証拠不十分のために起訴されて裁判で闘い続けることになる。監督が痴漢冤罪事件を取材して練り上げた物語だけあって、細部まで綿密にリアルな展開。これまでの裁判映画では描ききれなかったシーンがいくつも登場し、最後まで観る者を惹きつけて離さない作りになっている。
    留置場での日常は、経験していない人には驚きの連続だが、最もショックなのは「疑わしき者は有罪」という警察や裁判所側の姿勢。取り調べでの自白強要はともかく、冷静に判断しそうになった裁判官が急に左遷されてしまうエピソードが強烈だ。被告人の青年役を演じる加瀬亮を中心に、キャスト陣もそれぞれの役を好演。電車内での痴漢に関わらず、ちょっとした運命によって、その後の人生が一変してしまう怖さは、本作を観た人すべてが感じるはずだ。(斉藤博昭)
    Amazon.co.jp

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     観ましたよ。「それでもボクはやっていない」を、ようやっと観ました。
     私はこの映画の元になった矢田部さんの事件の支援者だったので(過去記事参照)、観よう観ようと思っていたのですが、映画館というところが好きではないものだから、DVDになるのを待っていました。それがこの8月にDVD化されたのです。
     この映画は矢田部事件を忠実に再現したわけではないし、一審で有罪判決が下りるところで終っていますが、欲を言えば、二審で逆転勝利したところで終らせてほしかったです。しかし監督の周防さんが、多くの裁判を傍聴し、多くの事件から取材した結果、逆転無罪を取るのは極めて稀であると判断され、現実を映すという意味で、こういう筋書きになったのなら仕方ないかなとも思います。ただ私も救援会の会員で、「99.9%の有罪率」ということは耳にしているし、この映画の中でもそのような話が出てきますが、私が直接支援した事件は、これまでのところ全部勝っているので、正直言って、そういう話を聞いてもピンと来ませんけどね。
     それと、この映画を観て思ったのが裁判員制度のことです。検察や警察とのしがらみがあって、無罪を出しにくい裁判官の立場があるから「裁判員制度を!」という発想も、なんとなく理解できるような気がしてきました。しかし裁判員制度に過度な期待は禁物と思います。裁判員制度に期待するくらいなら、救援会の会員を増やして、証拠作りに貢献させたほうが有効だと思います。

    !「それでもボクはやっていない」公式サイト
  • 2007.08.16 Thursday
  • 01:40
  • 本・映画
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  • 2017.08.19 Saturday
  • 01:40
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