生物と無生物のあいだ (講談社現代新書 1891)



    「生物と無生物のあいだ」を読み終えました。これもどこかのサイトのオススメ記事を読んで、それに刺激されて読む気になったのですが、残念ながら迂闊にもJUGEM IT!を使わなかったので、サイト名を思い出すことができず、トラックバックを送ることもコメントすることもできません。

     さて本書は、「生命とは何か」という問いの回答を求める分子生物学者の自伝とでもいえるでしょうか。私は研究所とか研究室というところとは無縁な人生を送ってきているので、そこでどのようなことが行われているのか、本書によって垣間見ることはできましたが、肝心の「生命とは何か」というテーマについては、特に目新しいことが書いてあるようには思いませんでした。
     自己複製するものとして定義された生命は、シェーンハイマーの発見に再び光を当てることによって次のように再定義されることになる。
     
    生命とは動的平衡にある流れである
    P167

     私たち人間は約70兆個の細胞から成っていますが、脳の一部の神経細胞を除いて、あとは全部約7年で入れ替わります。したがって、今日爪切りで切った爪は、7年前に飲んだ牛乳かもしれなのです。私は私であって私ではない。しかし私は私であってあなたではない。私とあなたを明確に区別しているもの。これには形がない。形あるものには実体がなく、実体のあるものには形がない。これって般若心経でしたっけ?
     分子生物学者によるベストセラー本。アマゾンのレビューでも★★★★★が多いので、私はこの実体に迫るすごいことが書いてあるのかと思ったのですが、そうではありませんでした。少し期待はずれでした。
     それにしても文章お上手ですね。



    JUGEMテーマ:読書


  • 2008.01.12 Saturday
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  • 2018.08.09 Thursday
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