「オレたちバブル入行組」(池井戸潤 文春文庫)

    内容紹介 ドラマ『半沢直樹』原作本! (TBS日曜劇場7月7日~) 崩壊した銀行神話。給料は下がり、ポストも減り、逆境にさらされるバブル入行組の男たちの意地と挑戦を鮮やかに描く痛快エンターテインメント小説。 内容(「BOOK」データベースより) 大手銀行にバブル期に入行して、今は大阪西支店融資課長の半沢。支店長命令で無理に融資の承認を取り付けた会社が倒産した。すべての責任を押しつけようと暗躍する支店長。四面楚歌の半沢には債権回収しかない。夢多かりし新人時代は去り、気がつけば辛い中間管理職。そんな世代へエールを送る痛快エンターテインメント小説。
    ★ ★ ★
     池井戸潤さんの「オレたちバブル入行組」(文春文庫)を読みました。主人公の半沢直樹や大学同期の学生たち5人が産業中央銀行の採用内定を取ったのは1988年9月で入行は99年4月です。「バブル・ピークの狂乱が始まる直前、五人の学生たちはそれぞれに夢を抱き、希望に胸を膨らませて銀行の門をくぐったのだった。これから何が起きるとも知らずに。」と序章に書いてあるから、そのままバブル期ピークと崩壊後の銀行の内側が読めるだろうと思っていたのですが、違いました。ま、この頃のことを書いた小説なら他に数多く出ているだろうから、それを読めばいいんですけどね。  で、この作品で描かれているのは、半沢直樹たちが入行したバブル期の16年後です。16年後とは2004年〜2005年なわけで、その頃の私は、おばちゃんを老人ホームに入居させたり、救援新聞豊島版をパーソナル編集長で作るようになったり、歯医者の霊につかれたりししていたんですね。「ここ数年の景気回復はウソだった」という情報がネットで流れたのは2008年3月ですが、ウソだろうと何だろうと日本が平成の大不況から脱出したのは2003年7月だから、「(半沢直樹は)竹下とともにキタの新地を歩いていた。午後九時過ぎ、多少景気が上向きになったせいか、人通りの絶えない繁華街を歩いて、小ぎれいなビルの前に立った。(344頁)」は本当のことと思います。この辺の経緯に詳しいんですよ、私。   この作品はテレビドラマになっていて、視聴率も高いようです。それにしても半沢直樹のような正義感の強いタイプは主人公にふさわしい。姑息なのはダメですね。
  • 2013.09.09 Monday
  • 16:08
  • 本・映画
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