「鹿の王 (下)」(上橋菜穂子 角川書店)


    内容紹介

    2015年本屋大賞受賞!

    何者かに攫われたユナを追うヴァン。同じ頃、医術師ホッサルは移住民に広がる謎の病の治療法を探していた。ヴァンとホッサル。ふたりの男たちが愛する人々、この地に生きる人々を守るため、選んだ道は――!?

    内容(「BOOK」データベースより)

    不思議な犬たちと出会ってから、その身に異変が起きていたヴァン。何者かに攫われたユナを追うヴァンは、謎の病の背後にいた思いがけない存在と向き合うことになる。同じ頃、移住民だけが罹ると噂される病が広がる王幡領では、医術師ホッサルが懸命に、その治療法を探していた。ヴァンとホッサル。ふたりの男たちが、愛する人々を守るため、この地に生きる人々を救うために選んだ道は―!?


    ★ ★ ★

     上橋菜穂子さんの「鹿の王(下)」を読み終えました。この本の続きなんですが、図書館の予約が多く、ようやっと私の番になったのです。半年待ったことになりますし、私の後にも待っている人がいて返却期限延長もできないので、取り急ぎ読書記録だけアップしておきます。本書を読んで私が一番共感したのは次の引用部分です。
     古オタワル王国の時代からいまに至るまで、オタワルの人々はさまざまな薬の開発に心血を注いできたが、その研究の歴史の中でも、飛び抜けて大きな意味のある発明は顕微鏡の制作であった。
     顕微鏡のお陰で、オタワル人は、病を引き起こすものの姿を、初めて、目で見て観察することができるようになったのである。
    本書176頁

     私は、アフリカに出現した人類が酷寒の地にまで広がっていく過程に関心があり、できることならこの時代の事を小説にしてみたいとも思っているんですが、人類が酷寒の地にまで広がるためには、動物の毛皮をまとうだけではだめで、これを服に仕立てなくてはならない。つまり、針と糸の発明を待たなくてはならなかった。気が遠くなるような長い時間がかかっています。こういうことを考えていると、私、胸がときめいてしまうんです。
  • 2016.06.20 Monday
  • 19:19
  • 本・映画
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  • 2017.07.25 Tuesday
  • 19:19
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